就職活動とFP資格の疑問と答え

 

FP資格は就職活動に効きますか?

FP(ファイナンシャル・プランナー)技能士は金融全般の知識の習得度を図る試検です。
FP技能士資格を持っている=基本的な金融知識を持っている、ということは採用担当者にとっては、金融業界への志望度数・積極性を高く感じさせることができます。
また学校の勉強と平行してFPの勉強をして合格をしたという計画性・自主性は、評価の対象になる点だと思います。

当然、同じ土俵のライバルよりも1歩進んだアピールポイントになることは言うまでも無いでしょう。
しかしながら、資格取得=就職という図式は難しいのが現実です。
資格だけでなく総合的な人間としてのスキルアップが大切なことは言うまでもありません。

資格の段階はありますか?

FP技能士資格は3級から1級までの3段階に分かれます。
FP技能士1級が最高峰の資格です。

現役大学生ですが受験できますか?

FP技能士3級の受験資格は「FP業務に従事している者、または従事しようとしている者」ですので「従事しようとしている者」、つまりFPに関連する職業を目指す方でしたら誰でも(もちろん中学生でも高校生でも!)受験できる資格です。
現役大学生でしたらFP技能士3級から挑戦すると良いと思います。

受験費用は?

3級技能士の受験費用は2科目(学科・実技)合計6,000円です。
こんな安い金額で受検できる国家資格も珍しいようです。

試験日程は?

3級技能士は年3回のペースで開催されています。詳しくはFP技能士3級試験情報をご覧ください。

 

試験の内容は?

学科試験と実技試験の受検が必要です。両方の合格で「3級FP技能士」資格が与えられます。
通常、同一の日の午前中が学科試験、午後が実技試験という日程が組まれています。もし、どちらかしか合格をしなくても、次回の試験で不合格のもう片方を合格すれば資格取得となります。
もしあなたが低学年で就職活動まで月日があるのでしたら、まず学科を突破し次回に実技を突破というスケジュールもいいかもしれません。
なお、学科試験は マークシート方式・○×式+3答択一式・合計60問、実技試験はマークシート方式・事例形式5題 になります。

実技試験の詳しい内容は?

実技試験には「個人資産相談業務」「保険顧客資産相談業務」の2種類のコースがあります。
受験時にはいずれかの科目を選択する必要があります。
保険業界(生命保険、損害保険等)を目指しているのなら「保険顧客資産相談業務」、その他でしたら「個人資産相談業務」が良いと思います。

3級技能士の試験範囲は?

3級試験情報/3級の実施概要に詳しく記載しましたが金融全般の知識を求められます。

 

FP技能士2級の取得を目指すには?

より認められるには上の級に合格するに越したことはありません。
就職活動時にFP技能士2級を持っていれば採用担当者へかなりのインパクトがあると思います。
2級の受験資格は下記の4項目のうちいずれか一つを満たす必要があります。

受験資格 解説
1、FP技能士3級の合格者

FP技能士3級の学科、実技両方に合格した方。

 

2、厚生労働省認定 金融渉外技能審査3級の合格者 FP技能士の前身の民間資格です。すでに終了した資格ですのでこれからFP技能士を取得しようとしている方には当てはまりません。
3、日本FP協会がAFP認定研修を終了した者 日本FP協会が認定するAFPという資格の「受験資格」を得るための研修を修了すればOKです。ただし受講費用が15万円程度必要になりますが、時間が限られている、早く2級の資格が欲しい場合には、有効な方法です。
4、FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者

大学生の場合、当てはまる方はまずいないでしょう。

 

以上から、FP技能士の3級をまずは合格し上の級を目指すオーソドックスなコースが良いと思います。

FP技能士3級取得にはどんな勉強がいいですか?

FP技能士資格は勉強する方向が「金融」に定まっていますので(金融は幅が広く奥が深いのですが・・)体系的・実践的な知識習得とが可能な科目だと思います。
勉強方法は大きく分けて「独学」「資格スクールへの通学」「資格スクールの教材を使った通信教育」に分けられます。

やはり確実に実力がつくのは資格スクールへの通学でしょう。合格者の輩出のために資格スクールは必死なのでカリキュラムと講師は練られたものになっています。 (学校ガイドを参考に資料を請求してみてください。無料スクールガイダンス案内も役に立つと思います。)

最近は学内でFP資格取得講座を設けている大学・短大もあります。だいたい有料のようですが資格学校並みの授業を安い金額で受講できるようです。まずは足元から情報を収集してみましょう。

「通学の時間がない」「近所に学校がない」という方は、通信教育も。意外と手軽な金額で始められるコースもあるので、いろいろ資料を請求したりウェブで情報を見たりするといいと思います。(通信教育ガイドを参考にどうぞ)

「お財布が軽いので」という方は「パーフェクトFP技能士」を手に入れましょう。
この本はFP技能士3級の基礎の基礎が書かれていますので、最初の1歩にはいいと思います。この本を読破できなければ独学は厳しいと考えられます。

他の勉強方法のアドバイスは?

日常的に金融情報に接することが大切。新聞の金融欄やマネー雑誌(あるじゃん、日経マネー、ダイヤモンドZaiなど)を意識的に読み続けることで知識が蓄積されると思います。
また、自分で小額の定期預金を預けたり、保険(旅行保険やスポーツ保険など安い掛け捨てのもの)を掛けたり、ネットで株式投資(数万円で買える株もあります)をする、FPの無料セミナーに参加してみるなどのことで実践的に金融とかかわることが大切です。

金融機関へ就職後も役に立ちますか?

FP技能士は国家資格(名称独占資格)であり金融知識の到達度を測る資格ですので、銀行など金融機関や企業によっては資格取得を積極的に勧める会社も多くあります。金融機関によっては資格取得が昇進の条件にしている会社や資格を昇進試験の受験資格にしている会社(本当)もあります。
自分自身の研鑽にもなりますしさらに上位を目指すといいでしょう。

 

合格率は?

2010年9月の 3級学科+実技=60,09%です。
100人中60人が合格しています。

FP技能士は本当に就職の役に立ちますか?

採用担当者が「FP技能士3級を持っているから採用する」と言うことはまずないといって良いでしょう。
結局は皆さんが
「志望する業界、企業へ就職したい」
という強いモチベーションを持ち、「就職」というゴールを設定し
「そのためにどんな準備をする必要があるか」
「いつどのような行動を起こすのか」
を全力で考え悩み、努力の多かった人が就職活動への自信につながり、それを採用担当者は見抜くのだと思います。
その努力の過程でFP技能士3級を取得した、という過程があれば自信のひとつに必ずなるはずです。
結果、ライバルとボーダーラインに立った時に「FP技能士3級を持っている」ことが有利に働くことがあるかもしれません。
それが2級でしたらなおさらでしょう。
キツイと思いますがガンバってください。FPガイドは努力をするみなさんを応援します。

就職や資格取得に役立つ本を紹介してもらえますか?

下記の2冊が最近読んだ本で優れていました。資格取得というより職業選択に近い内容ですが、進路や将来を考える上で読んでおいてソンは無いと思います。
(対象年齢の倍近い年齢の私も参考になりました)

経営者、15歳に仕事を教える

経営者、15歳に仕事を教える

 

著者:北城 恪太郎

定職を持たないフリーターや無業の若者が近年増加している。その原因として挙げられるのが中学・高校時代の学習方法である。
国・数・英・社・理などの知識を得ることは出来たが、自分が何をやりたいのか深く考える場や、現代社会の経済活動や企業の役割、実態についてほとんど何も教えられずに大学へ、或いは社会へ放り出されるからである。
本書では、現代の企業がどのような姿なのか、企業に勤め、仕事をすることにどういう意味があり、喜びがあるのかを、経済同友会代表幹事であり、日本IBM代表取締役元会長(現:最高顧問)である北城氏が自らの体験に基づいて分かりやすく語っている。生きる力が湧いてくる本です。
13歳のハローワーク

13歳のハローワーク

 

著者:村上 龍

人生は一度しかない。好きで好きでしょうがないことを仕事にしたほうがいいと思いませんか?動物、スポーツ、映画、音楽、料理など、いろいろな「好き」を入口に514種の職業を紹介。
派遣、起業、資格など、雇用の現状をすべて網羅した仕事の百科全書。
もはや 「いい学校を出ていい会社に入れば安心」という時代は終わりました。
13歳から大人まで、自分の本当に好きなことをもう一度よく考えて仕事を選ぼう!

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